疲れが溜まって 狭心症の発作 冷や汗、吐き気 胸が重苦しく、咽に鋭い痛みの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
女性 29歳
一人目の子供の出産後、授乳や育児で疲れが溜まっていた上に体調を崩し、狭心症の発作が出るようになってしまいました。
症状は、胸が重苦しくなり、咽に焼けるような鋭い痛みを感じ、肩や腕がだるく重くなって痺れや痛みを感じます。
ひどい時は冷や汗、吐き気まで出てきます。
病院の薬は、二人目を妊娠したので中止になりました。
ですが、止めたら発作が増えてしまいました。
学生の頃にも、体調の悪い時にたまに同じような症状が出ていましたが、こんなに頻繁に出るようになったのは初めてです。
胃も弱く、調子の悪くなることが多いのも悩みです。
漢方薬を飲み始めると、発作はだんだん減ってきて、しばらくして気が付いた時には出なくなっていました。
しぶとい疲れは昼寝をするようにして乗り切り、赤ちゃんも順調に育って、先日無事に出産しました。
出産後も発作はなく、狭心症が安定しているのでホッとしています。
この方は元々胃腸が弱く、食べ物から十分に気や血を取り込めていませんでした。
そして育児のストレスと疲労で体調のあまり良くない時期に、出産、授乳、更に妊娠という元気と血をとてもたくさん消耗する、女性にとっての大仕事が続いてしまったために、狭心症の発作という辛い症状につながってしまったのだと思います。
産後なので消化の良いスープをおすすめしました。
そして、なるべく早く寝るようにもお願いしました。
薬剤師・国際中医専門員・不妊カウンセラー 掛上 敦子
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